切り株処理において多くの現場で使われている切り株カッター。 効率的な工法である一方、正しい手順や安全対策を守らなければ、 事故や機材トラブルにつながるリスクもあります。

本記事では、切り株カッターの基本的な作業手順を順を追って解説し、 あわせて安全対策現場で押さえるべきポイントをまとめました。


切り株カッター作業の全体フロー

切り株カッターによる作業は、以下の流れで進めるのが一般的です。

  1. 現場確認・事前準備
  2. 重機・アタッチメントの設置
  3. 切り株の削り作業
  4. 仕上げ・整地
  5. 後片付け・点検

① 現場確認・事前準備

切り株サイズ・本数の確認

まずは、切り株の直径・高さ・本数を確認します。 大径切り株や根張りの強い樹種の場合、作業時間や刃の消耗が増えるため、 事前の把握が重要です。

地下埋設物・障害物のチェック

地中に石・金属・配管・ケーブルなどがあると、 刃の破損や事故につながります。

図面確認や目視、関係者へのヒアリングを行い、 リスクを事前に洗い出します。


② 重機・切り株カッターの設置

重機の安定確保

切り株カッターは回転による負荷がかかるため、 重機を安定した地盤に設置することが重要です。

傾斜地や軟弱地盤では、 必要に応じて養生や整地を行います。

アタッチメントの固定確認

ピン・油圧ホース・接続部に緩みや損傷がないかを確認します。

作業前点検を怠ると、 油圧トラブルや脱落事故につながる可能性があります。


③ 切り株の削り作業

外周から少しずつ削る

切り株カッターは、いきなり中心を削るのではなく、 外周から段階的に削るのが基本です。

これにより負荷を分散し、 刃の摩耗や機械へのダメージを抑えられます。

無理な押し込みをしない

硬い部分でも強く押し込まず、 回転を活かして削ることが重要です。

無理な操作は、刃の破損や重機への負担増加につながります。


④ 仕上げ・整地作業

地表レベルまで削る

用途に応じて、切り株を地表と同じ高さまで削ります。

舗装や造成予定がある場合は、 後工程を考慮した高さ調整が重要です。

木くず・チップの処理

発生した木くずやチップは、 現場状況に応じて回収または敷き均します。

放置すると転倒リスクや景観悪化の原因になるため、 整理整頓を徹底します。


⑤ 作業後の点検・後片付け

刃・機材の点検

作業後は、刃の摩耗・欠け・ボルトの緩みなどを確認します。

早期に異常を発見することで、 次回作業時のトラブルを防げます。

周囲安全の最終確認

作業エリアに危険物が残っていないかを確認し、 周囲の安全を確保して作業完了とします。


切り株カッター作業時の安全対策

  • 防護具(ヘルメット・保護メガネ・安全靴)の着用
  • 飛散防止のため作業エリアを立入禁止にする
  • 作業中は周囲作業員との合図・連携を徹底
  • 雨天・視界不良時は無理に作業しない

特に飛散物対策は重要で、 第三者災害を防ぐための基本となります。


現場で押さえておきたいポイント

  • 小径・中径切り株向きの工法である
  • 大径切り株は作業時間が伸びやすい
  • 大量処理の場合は別工法との比較も重要

現場条件によっては、 切り株クラッシャーなど他工法の方が 効率的なケースもあります。


まとめ|正しい手順と安全管理が作業品質を左右する

切り株カッターは、 正しい手順と安全対策を守ることで、 高い効率と安定した品質を発揮する工法です。

事前準備・作業中の操作・作業後点検までを徹底し、 現場条件に合った運用を行うことが重要です。