切り株処理を効率化するために導入される切り株カッターですが、 機種選びを間違えると「思ったより削れない」「重機に合わない」 といったトラブルにつながることもあります。

本記事では、切り株カッターの選び方のポイントと、 現場条件別におすすめされやすいタイプをわかりやすく解説します。


切り株カッターとは?簡単におさらい

切り株カッターは、伐採後に残った切り株を地表付近または地中まで 削り取るための重機用アタッチメントです。

油圧ショベルなどに取り付けて使用し、 抜根せずに切り株処理ができるため、 作業時間・コスト・地面へのダメージを抑えられる点が特徴です。


切り株カッターの選び方で重要な5つのポイント

① 対応する重機サイズ

切り株カッターは、取り付ける油圧ショベルのサイズに 適合している必要があります。

  • 小型重機向け:住宅地・狭小地向け
  • 中型〜大型重機向け:造成・公共工事向け

重機の馬力や油圧流量が不足すると、 十分な性能を発揮できないため注意が必要です。

② 処理できる切り株のサイズ

機種によって対応できる切り株の直径・深さは異なります。

  • 直径30〜40cm程度まで対応
  • 直径50cm以上の大径切り株対応

処理対象となる切り株サイズを事前に把握し、 余裕を持ったスペックを選ぶことが重要です。

③ 回転方式(高速回転 or 低回転高トルク)

切り株カッターには大きく分けて以下のタイプがあります。

  • 高速回転タイプ:浅く広く削るのが得意
  • 低回転・高トルクタイプ:芯までしっかり処理可能

住宅地や安全性を重視する現場では、 飛散物が少ない低回転タイプが選ばれることが増えています。

④ 作業環境(住宅地・山林・公共工事)

作業場所によって、求められる性能は異なります。

  • 住宅地:低騒音・低飛散
  • 山林・造成:処理能力重視
  • 公共工事:安全性・作業効率・再現性

現場環境に合わない機種を選ぶと、 作業制限やクレームにつながる可能性があります。

⑤ メンテナンス性・耐久性

切り株カッターは過酷な環境で使われるため、 メンテナンスのしやすさも重要です。

  • 刃の交換・研磨が簡単
  • 消耗部品が少ない構造
  • 電子制御が少なく故障しにくい

現場条件別|切り株カッターのおすすめタイプ

住宅地・狭小地の現場

住宅地では、騒音や飛散物への配慮が求められます。

  • 低回転タイプ
  • 小型〜中型重機対応
  • 安全性重視の設計

庭木や街路樹の伐採後処理に向いています。

造成工事・インフラ工事

大量の切り株を短期間で処理する必要がある現場では、 処理能力が最優先されます。

  • 中型〜大型重機対応
  • 高トルク設計
  • 連続稼働に強い構造

作業効率を重視する現場に適しています。

山林・伐採後の整地現場

山林では、地形が不安定なケースも多いため、 柔軟な作業姿勢が求められます。

  • 角度をつけて作業可能
  • 根まで処理できるタイプ
  • 耐久性重視

切り株カッターと他工法の使い分け

現場によっては、切り株カッター以外の工法が 適している場合もあります。

  • 完全撤去が必要 → 抜根工法
  • 地表処理で十分 → 切り株カッター
  • 深部まで粉砕 → 切り株クラッシャー

目的に応じて工法を選ぶことが、 コスト削減と作業効率向上につながります。


まとめ|切り株カッター選びは「現場基準」が正解

切り株カッターのおすすめ機種は、 現場条件・重機サイズ・処理対象によって変わります。

「有名だから」「価格が安いから」ではなく、 自分の現場に合うかを基準に選ぶことが重要です。

不安な場合は、レンタルで試してから導入を検討するのも 有効な方法です。